レポートライン

レポートラインには、 普段の定常業務のもの、プロジェクトのものの二つがあり、さらにはフォーマル、インフォーマルという特性で分けられます。 

起案(担当者が立案・提案・申請)→承認(異議なしとして決裁権限者に回す)→決裁(会社としての最終的な意思決定)の稟議プロセスに見られるような、担当→課長→部長→担当役員→社長というレポートラインは定常業務のものです。プロジェクトのものは、例えば業務改革DXプロジェクトの場合ですが、組織横断的なチームが組成されます。そして普段とは異なるレポートラインが作られます。DX担当→専務(業務DX推進プロジェクトのオーナー)ということもあります。この場合、DX担当は実質的に大きな裁量権を付与されてプロジェクトを動かしていきます。つまり担当者ですが極めて重要なキーマンと言えます。

一方で、フォーマルなレポートラインは、担当→課長→部長→担当役員→社長ですが、インフォーマルなレポートラインが存在することがあります。「一言、前任の人事部長にも話をしておく必要がある」、「○○工場の製造部長が詳しいから相談してみよう」といった形でのレポートラインです。インフォーマルなレポートラインの影響力にも細やかに注意を払います。両方のレポートラインを押さえていくことで、より強固な関係性構築を実現します。

レポートラインは商談や案件が進行すると気になってきますが、ターゲティングの際にも有益な見方になります。レポートラインを推察することで、複数キーマンを特定する際の糸口にもなります。ただ、公開されている組織図や人事情報だけは読み取れないことも多いので、普段のお客様とのコミュニケーションでもレポートラインを確認していきます。